王座陥落

（略号の意味は一番下にあります）

なんてこった。アーロン・ピアソルが負けちまった(´；ω；`)

ピアソルはアメリカの水泳選手で、100・200Baの世界記録保持者。
ここ6〜7年は世界大会で一度も負けてないような無敵の選手で、
特に200mではピアソルに迫る選手すら存在しない圧倒的存在だったのに。。

次元は違うけど、中1から10年以上背泳ぎの選手をやってた俺にとっては、
憧れであり、お手本であり、スーパースターやねん。

ところが、今、オーストラリアで行われてる世界水泳の200Baで、
同じアメリカのRyan　Lochte（ライアン・ロクテーって読むんだろうか）っていう選手に
世界記録を0．12秒塗り替えられての2位・・・

あぁ。。なんてことだ。。
でもピアソルが調子悪かったわけじゃない、タイムも自身の持つ世界記録に近いものだった。
ただ、その選手の方が速かっただけ。
よくあることやけど、、世代交代の時期が来たんだろうか。
　
　
しばらく水泳から離れていたから知らなかったけど、
このロクテーっていう選手は、
去年すでに短水路での世界記録を100Baも200Baも塗り替えてて、
今回も200IMで王者フェルプスに肉薄の2位、
100Baでもピアソルに迫る2位と好成績を残してる選手だった。

フェルプスばかり見ていたIMのレースを思い出してみると、
Flyでフェルプスにつけられた差をBaとBrで縮めて並びかけてた選手がいたっけ。
たぶんアレがロクテーだったんだろうなぁ。

フェルプスみたいに全種目が世界トップレベルで、特にBaが得意みたいだ。
（フェルプスは特にFrとFlyが得意）
　
　
　
いやー、しかしそのマイケル・フェルプスはホンマすげ〜な(￣∇￣;)
ここまで出場5種目全てで金メダル!!
その上、世界新記録4つ＋大会新記録1つとは!!
100Flyは難しいかも知れんけど、7冠はいきそう。

過去、これほど多岐にわたる種目で世界の頂点にたった選手がいたんだろうか？
俺の知る限りでは、世界最高の競泳選手だ！

「僕の夢は全ての種目で世界記録を塗り替えることだ」って言うてたけど、
この男ならやりそうで怖いw
すでに200Fr、200Fly、200＆400IMで世界記録持ってるからね(￣∇￣;)
次はBaとBrだ〜とかって練習積んできたら、やってしまいそうだww
　
　
全種目、ほんとにキレイなフォームで、最高のお手本やね。
手足が長く、非常に大きい、それでいて無駄な筋肉の無い鍛え抜かれた肉体。
　
　
トップレベルの選手でもフォームにクセのある人は多く、
世界大会のビデオを撮っても勉強になる泳ぎとそうでない泳ぎがある。
でも、フェルプスのフォームは全てのレベルの選手の教科書として使えると思う。

ということで、向上心をもって水泳をしたい人は、
フェルプスのフォームをビデオで見まくって、目に焼きつけましょう。
　
　
当然、そう簡単にマネの出来るものじゃないけど、
いいイメージ、目標とする形をしっかりと持って練習することは非常に大事。

「ただひたすら厳しい練習をすれば必ず上達するんだ」なんて、
そんなのは頭を使って練習する術を知らない人の詭弁にすぎないしね。

たしかに、無心でたくさん練習をすればある程度までは速くなるけど、すぐに頭打ちになるし、
頭を使った効率的な練習をする場合に比べれば、成長速度はかなり遅い。

練習の意味を考えたり、イメージと比較して体の使い方を考えたりしながら練習することは、
目に見えてすばらしい結果をもたらしてくれますよ(＾-＾)
　
　
あ〜、こんなこと書いてたら、また競泳をやりたくなってきた。。
練習を積んで、試合に臨むあの緊張感を・・・

マスターズに出ようかなぁ。。
　
　

【水泳用語解説】

短水路・・・25mプールのことです。（⇔長水路：50mプール）
　　　　短水路の方がターンが多く、壁を多く蹴れるため、記録はかなり早くなる。
　　　　そのため、短水路と長水路の記録は別々に扱われる。

Fr・・・自由形のこと。FreeStyleの略。口では「フリー」と言います。
Ba・・・背泳ぎのこと。BackStrokeの略。「バック」と言います。
Br・・・平泳ぎのこと。BreastStrokeの略。「ブレ」と言います。
Fly・・・バタフライのこと。ButterFlyから。「バッタ」や「フライ」と言う。
IM・・・個人メドレーのこと。IndividualMedleyの略。「コンメ」や「アイエム」と言う。

100Baなら「ひゃくバック」と言い、100mの背泳ぎを指します。

人によっては、BaをBcやBk、BrをBu、FlyをBuやBtと書く人もいます。